ステディからの脱却

2013年3月18日

HOUSE VISIONから1週間。

結局のところ、この社会の向かう方向は、
1:1対応からの脱却ではないかと。

シェア、ボーダレス、フレキシビリティ、そんなキーワードが浮かんでくる。
一昔前の「なんでもできるはなんにもできない」的な多目的空間とは一線を画した、
物理的にも多層だし、コミュニティ的にも多層だし、行動的にも多層だし。

そんな、レイヤー感のあるアクティブな空間構造へ。

それは、例えば家族構成や雇用形態や国籍といった、
今までなんの疑問も抱いてこなかった「所属のかたち」といったものへの、
社会全体が抱きはじめた漠然とした不安感ともつながってる。

そんなことを考えてたのでありました。

建築は、結局のところ社会を映す鏡なんだなぁ、と。